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2026.7.14  日本経済新聞の記事「知の伝達、活字から声へ」から

「研究者配信のポッドキャスト」広がる

コラムの著者 干場 達矢氏(日本経済新聞社 編集委員)によれば、大学などの研究者がポッドキャストを配信する動きが広がっていると言う。高度な内容を平明に伝える番組にはファンもつくという。専門知の伝達チャネルとして音声メディアが存在感を増しているという。

◯「この人なら」とファンの心を掴む

研究者がパーソナリティーの番組
英語の語源が身につくラジオ(heldio) 堀田隆一・慶應義塾大学教授(英語史)が毎日配信
ファッションを東大する 桑田光平・東京大学教授(フランス文学)のファッション論
本語り 菱岡憲司・山口県立大学教授(日本近世文学)が古今東西の本を解説
宇宙ばなし 元NASA職員の佐々木亮氏が宇宙開発の先端事情を紹介

干場氏によれば、「丸ちゃん教授のツミナハナシ」はフォロワー(登録して聴取するリスナー)が4000人いる人気ポッドキャストであるという。「死刑には犯罪抑止力があるのか」など犯罪学と刑事政策をテーマに、立正大学教授の丸山泰弘氏がアシスタントと縦横にトークを繰り広げると言う。丸山教授は、「一般市民が犯罪について考えるベースとなる知識を伝えなければと思った。アカデミアの中だけでやっていても自己満足になってしまう。」と述べた。

ポッドキャストはリスナーが番組パーソナリティーに親密な感情を抱きやすいメディアと言われていると、干場氏は言う。「『この人の話すことなら』と思ってもらうことが大切。私と言う人間と過ごすひとときを味わって欲しい」と語るのは、「To The Lighthouse」を配信する哲学者の谷川嘉浩氏である。フォロアーは約3000人で、内容はSNSや人工知能などの多様な話題についての”雑談”であるが、内容に哲学者の視点が光り、リスナーの思索を誘うという。

自然科学の分野で存在感を示すのが「サイエンストーク」である。「1秒の定義が変わる」「サッカーボールのテクノロジー」などつい聴きたくなる話題について夫婦で語る研究者もいる。フォロワー数約3万人の有力コンテンツで、パーソナリティーのレン氏は有機化学・生命科学を専門とする企業の研究員であるという。妻のエマ氏を相手に、リビングでの会話のようにおしゃべりをする。

文化庁の直近の調査では、1ヶ月に本を1冊も読まない人は6割を超えているという。活字メディアが知識伝達において特権的であった時代は変わりつつある。📻🛜🎧👂💬🧠🏢🧑‍⚕️👦👩🤝👨💡❤️👦👧💰📓🗺️🚢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵

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