2026.9.19 日本経済新聞の記事「こころの健康学:遠回りも人生の財産」から
演題も過去の挫折から積み上げたテーマ
コラムの著者 大野 裕氏(認知行動療法研修開発センター)は、仙台市で今年9月上旬、第26回日本認知療法・認知行動療法学会が開催され、講演する機会を得たという。演題は「『遠回りだって僕の道』を振り返る:CBTとの出会いに助けられて」というものである。
◯「遠回りだって僕の道」が松山市の路面電車の公告で得たヒント
大野氏によれば、このタイトルは毎年「愛媛県心と体の健康センター」で認知行動療法の研修を担当していて、朝のカフェで座って通りを眺めていたときに松山市の路面電車に書かれていた言葉によるものだという。「遠回りだって僕の道」を見て大野氏は松山市で過ごした高校時代を思い出したという。
当時は大野氏は自分が生きてきた道は遠回りのように思えることが少なくなかったという。高校でも成績は悪くて、学年でただ一人落第もした。大学入試もうまくいかずに3年間を無駄に時間を過ごした末に、ようやく合格することができた。精神科医になって米国で勉強したいと飛び込んでみたものの、周りには馴染めず1年近く悶々とした日を過ごしていたこともあるという。そのときは「自分は出来が悪い」「無駄な時間を過ごしている」と考えたが、後になって振り返ってみると、それが決して無駄ではなかったことに気付いた。
その間に多くの人との出会いに助けられ、人の温かさを感じることができた。CBTと呼ばれる認知行動療法に出会って、日本国内に広めることができた。学会は、自分が遠回りのように思えた道で、多くの貴重な体験をしたことを伝える機会になったと大野氏は振り返っている。💬❤️🍻👩💻📖✒️📕🧑⚕️👦👩🤝👨💡👦👧💰📓🗺️🚢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇺🇸
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