2026.10.13 日本経済新聞の記事「十字路:イグ・ノーベル賞が映す日本の底力」から
日本人は特許のような無形資産の創造性が乏しい?
無形資産の豊かさで米国に遅れをとっているとの見方が一般的に根強いが、コラムの著者 中神 康議氏(経済産業研究所 フェロー)は、日本人は特許で代表される無形資産の創造性が乏しいとの悲観論に疑問符をうっている。
◯日本勢は20年連続受賞のイグ・ノーベル賞
内閣府の資料によると、米国の株価(時価総額)における無形資産の割合が90%に達する一方、日本は30%強にとどまっているという。だが、中神氏が指摘するのは、日本人が創造性に乏しいのではなく、その創造力を株価に変え、経済的価値にまで高める「経営の創造力」が欠けていると指摘している。
事例として、中神氏は日本勢が20年連続受賞のイグ・ノーベル賞を示している。イグ・ノーベル賞は、ノーベル賞のパロディで創設され、「まず人を笑わせ、そして考えさせる」を理念とする。一見奇抜ながらも深い洞察と応用性を秘めた研究が表彰されてきた。選考委員会も次の3点を挙げている:
- 周囲が呆れるほど特定テーマを追い続けるオタク気質
- 奇抜な研究を受け入れる懐の深さ(あるいは認められない環境でも研究を続ける強さ)
- 最終的に実用に結びつく研究の多さ
これらが、いずれも日本人は世界屈指だと評価している。つまり、無形資産の評価が、経済価値であることが要因で、豊富な無形資産をいかに製品化するか、製品化された事業をいかにスケールさせるか、スケールされた事業をいかに高収益化するかといった経営の核心でまだまだ日本企業は改善の余地があると考えられると中神氏は指摘している。「守る資産」から「稼ぐ資産」へ転換できるか。日本人の創造力ではなく、経営のあり方を問われていると見るべきだろう。🛜💭🥇🏭💻🤖🧠👩💼🧑💼🏠🏢🎓💡💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇺🇸
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