公開日

2026.10.29 日本経済新聞の記事「Deep_Insight:マスク主義時代の経営者」から

成功体験を捨てる「アンラーン」で飛躍を

コラムの著者 中山 淳史氏(日本経済新聞社 コメンテーター)によれば、米起業家のイーロン・マスク氏がまたまた世界の耳目を集めているという。自ら率いるスペースXとテスラの経営統合、この米中間選挙期にAI開発に積極的な共和党の支持、全米の子どもたちにスペースXの株を支給と言った行動が注目されている。中山氏は、その経営手法について分析しようとしている。

◯国家も個人もマスク氏のインフラにつながる

中山氏によれば、マスク氏の経営手法は、これまでのフォード主義などとは一線を画しているという。フォード・モーターズの創業者ヘンリー・フォードは自動車の大量生産で得た利益で賃上げを行い、「いずれはマイカー、マイホーム」という大量消費時代の仕掛けを作った。一方、マスク氏が売っているのは夢だという。しかし、自動車やロケット、人工衛星をただ売っているだけではない。これらがマスク氏のインフラにつながる仕掛けになっている。つまり、国家も個人もマスク氏のインフラに繋がり、ウクライナでのスターリンクへの行為に代表されるように国家の存亡に関わるところまで進んでいる。

このようなイーロン・マスク氏だが、米国人は意外に「好きではない」という。ビュー・リサーチの2025年の調査によれば、マスク氏を好意的に受け止めて「いない」成人米国人の比率は54%に上ったという。若い世代ほど「好きでない」人が多いという。確かに起業家精神は評価するが、政治的言動がどうも、という人が多い。

では、他の経営者には彼の経営手法はどう映るのか。「マスク氏だけが時代の経営者」ではないと「アンラーン(学習棄却)」という思考訓練を取り入れている経営者もいる。独シーメンスのローランド・ブッシュCEOである。同社は、従来の事業領域を超え、世界中の企業に工場の自動化システムを売り、鉄道などの社会インフラの運営を任されるようになった。アンラーンは経営トップや宗教家、スポーツ監督、政治家が取り込もうとしている手法である。マスク氏のインフラへの誘導となるOS思考かアンラーンか、AI時代にはこれらがキーになるだろうと中山氏は見ている。🛜🚗📡🚀💻👩‍💼🧑‍💼🏠🏢🎓💡💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇺🇸

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です