2025.11.4 日本経済新聞の記事「社説:新宇宙船は国益見据え活用を」から
米国と中国の覇権争いの渦中で
社説によれば、日本の無人輸送船「HTV-X」が国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ初任務を無事に成功させた。今回の打ち上げに使った国産大型ロケット「H3」とともに、日本の宇宙輸送能力を海外に示した。
◯米国では民間のスペースXが約9割打ち上げている
社説によれば、宇宙からの情報収集や通信、探査は経済活動や安全保障上重要な位置付けとなってきている。宇宙に進出する技術は国家を支えるインフラストラクチャーになるが、この分野では、米国と中国の覇権争いが激しい。
日本の輸送船やロケットは、日本が自前で宇宙を切り開く上で不可欠な技術となっている。その活用も国益に質するものとして推進せねばならない。今回の新輸送船では日用品や食料品、実験装置を搭載し、鹿児島県の種子島宇宙センターを10月末に出発、約4日かけてISSに到着した。
ただ、老朽化が進むISSは2030年に役割を終了する予定になっている。輸送能力をさらに向上させて、飛行中の実験も可能とさせた新しい宇宙船や大型ロケットをISS閉鎖後に持て余すようでは国益にならない。将来を見据えた戦略を官民で練り、その意義を国民にわかりやすく説明する必要があろう。
米国では民間のスペースXが約9割打ち上げている。まだ5回にとどまる日本は、2030年代までに年間30回程度の打ち上げ能力を開発する計画である。今回の「H3」を軸に日本の産業基盤の構築を急ぐことが望まれる。🚀🪙🧠📉📈🗳️💡👩👨🚀✒️📕📗💻💬⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌏🇯🇵🇺🇸🇨🇳
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