【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「あすへの話題:写真撮ってもらえますか」から

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2025.11.7  日本経済新聞の記事「あすへの話題:写真撮ってもらえますか」から

知り合いでない人を避ける相互不信や社会の分断を映す

コラムの著者 植木朝子氏(同志社大学教授・前学長)は学生の頃から、しばしば外を歩いてると写真撮影を頼まれたという。のんびりしていて依頼を断らないように見えるのか、植木氏と知り合いが2人のときでも相手は迷いなく植木氏の方に進んできて「写真、撮ってもらえますか」と頼まれる。

◯フィルム式カメラの気楽さはどこに

植木氏によれば、かつてのフィルム式カメラは、撮影時には多少緊張はするが、ある意味気楽だあったという。たとえ、撮影が不出来であっても、わかるのは時間がたった現像後のことで、撮った本人には預かり知らぬことになるという。これには、太宰治の「富嶽百景」という逸話がある。

同著の主人公が若い2人の娘さんから富士山を背景に写真を撮ってくれるように頼まれる場面がある。何と主人公は、澄ましている2人の姿をレンズから外し、ただただ、富士山だけを大写しにしたのであった。

植木氏はそんな意地悪はしないが、咎めらる気遣いが不要なのがフィルム式カメラであった。ところがデジタルカメラが普及し始めると、先方は写り具合をその場で確かめ、色々と注文をつけてくる。スマートフォンのカメラはもっと難しく、相手に角度の指導を何度も受ける羽目になったという。

ところが、今は自撮り棒が登場し、人々は自分を思う存分撮れるようになった。植木氏の受難は去ったが、知らない人と話すことを極力避ける風潮を生むことになり、知り合いでない人を避ける相互不信や社会の分断の影響を受けるようになった。

植木氏への撮影依頼はぐっと減ったが、何か寂しさを感じるという。🎞️📷🧑‍⚕️👦👶🏫💬👩🤝👨💡🐡⛰️🌾🏣❤️👦👧💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵

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