【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「(漢字そぞろ歩き)舟か船か艇か」から

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2026.2.28 日本経済新聞の記事「(漢字そぞろ歩き)舟か船か艇か」から

古代中国語と日本語のずれ

コラムの著者 阿辻 哲次氏(漢字学者)が取り上げた漢字は「舟、船あるいは艇、艦」である。中国は非常に広大な国土を持っているが、昔から「南船北馬」と呼ばれ、南北の移動手段の違いは昔から指摘されており、紀元前139年の「淮南子(えなんし)」に「胡人は馬にして便をして、越人は舟に便なり」と書かれているという。「胡人」は秦の始皇帝の頃に長城の北側にいた遊牧民、「越人」は春秋時代に長江下流域にあった越国に人である。

◯北の主要な移動手段であった馬が南では役立たなかった

阿辻氏によれば、「淮南子(えなんし)」の「南船北馬」では、胡人が暮らす北方は山や平原が多いから移動に馬を使うが、越がある南方は河川や沼沢が多く、船での移動が便利であることを意味しているという。この事実が、歴代の中国王朝の版図にも影響を与えている。例えば、10世紀に黄河流域の開封を首都とした「宋」は、北方の遊牧国家「金」の攻撃を受けて南下し、臨安(今の杭州)に遷都した(以後、「南宋」と呼ばれる)。その後、金軍の攻撃を受けるが、南方では馬から降りて戦闘することで不利になった。そのため金は南宋を攻略できなかったという。

人が暮らす場所には河川や湖沼、海などがあり、そこの移動や資源採集のためにフネが作られた。フネを表す漢字は、舟、船あるいは艇、艦がある。最もよく使われる、舟、船の違いは、清国の考証学者で、漢字研究の最高権威とされる段玉裁は「古人は舟といい、漢人は船という」、「舟はすなわち今の船なり」(『説文解字注』舟字)と示しており、舟と船は使われた時代が違うだけで同じ意味だといっている。

だが、段玉裁の解釈は古代中国での話であって、今の日本語では、舟は手漕ぎ、船はエンジン付きで、比較的小さなものは舟、大型のものは船とも考えられている。その他に、艇は細長い小舟やはしけ、あるいは競技用ボートで、艦は、船よりも特定用途のもののようである。🚣‍♀️🚢⛵️🐎🧑‍⚕️👦👶🏫💬👩🤝❤️👦👧💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇨🇳

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