2026.5.3 日本経済新聞の記事「<サイエンスNextViews> 民間ロケット「失敗」の軽さ」から
政策の無謬性、信頼失う
コラムの著者 矢野 寿彦氏(日本経済新聞社 編集委員)は、2003年11月29日に種子島宇宙センター(鹿児島県)で国産主力ロケットH2A・6号機の打ち上げを現場で見つめていた。しかし、その14分後打ち上げ失敗のアナウンスを聞いたという。
○目標達成には遠く及ばず廃炉に追い込まれた高速増殖炉「もんじゅ」の繰り返し?
矢野氏によれば、ロケットの打ち上げのニュースに触れるたびに、2003年の体験を思い出すという。あれから22年あまり、宇宙利用は急拡大し、民間企業の参入もあって打ち上げ競争の構図は変わったという。新型ロケットにおいては失敗はつきものという宇宙開発の常識ともなった。安全性を絶対視していては開発の熾烈な競争で後れをとってしまうという。
だが、VB企業のスペースワン(東京・港)が研究開発している小型ロケット「カイロス」の3回連続の不成功に対する同社の対応を見ていると、「失敗」は最も軽くなった感がある。確かに「カイロス」は民間企業主導ではあるが、日本政府が進める宇宙の民間化という「国策」の一端でもある。打ち上げ後の会見でも「失敗」を忌み嫌う姿勢は、かつての霞ヶ関の官僚社会でいう「政策の無謬性」に近いのではないかと矢野氏は感じている。その政策は、目標達成には遠く及ばず廃炉に追い込まれた高速増殖炉「もんじゅ」の繰り返しに感じる。失敗を糧となし、重く受け止める姿勢がたとえ民間主導であっても世界の信頼を得るという点では同じであろう。🚀🔬π∮📕🥇💡🎓🏢🗻🔥🌳🎓💡💬📻⚡️🏙️🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵
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