2026.5.9 日本経済新聞の記事「(漢字そぞろ歩き)新聞の題字」から
簡単に決まらぬ「正しい字形」
コラムの著者 阿辻 哲次氏(漢字学者)が取り上げた話題は新聞の題字である。新聞各社の誌面を比較してその題字について解説している。
◯調査すると由来とは違う使い方もあるようだ
阿辻氏によると、今の五大紙の題字は、
- 産経新聞:篆書
- 毎日新聞:明朝体
- 日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞:著名な書家の揮毫(きごう)による隷書
であるという。著名な書家の揮毫による題字は阿辻氏には話題提供のネタという:
- 日本経済新聞:前衛書道の先駆者である上田桑鳩の揮毫とのこと。「經濟」が旧字体であるのはともかく、字形におかしいところはないという。
- 読売新聞:旧字体の言偏の「賣」で上の「土」が、単独の「賣」では「十」になっている。この題字は天台宗僧侶で書家の印南渓龍が揮毫によるが、選択はことなる読売新聞の編集局長だという話もある。
- 朝日新聞:中国唐代の能書家である欧陽詢の「大唐宗聖観記」碑文(626年)から文字を集めたものだという。朝日新聞の「朝」「日」「聞」までは碑文に由来しているが、「新」だけが相当のものがなく、「親」の左と「柝 」の右から点を除外した合成で「新」を作ったという。これには歴史的背景などを考慮して誤字とはいかないまでも議論があるという。
日常見る題字にこのような逸話があるとは興味深い。📰🗞️🖌️👦👶🏫💬👩🤝❤️👦👧💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇹🇷
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