2026.5.30 日本経済新聞の記事「(漢字そぞろ歩き) 束脩」から
弟子入り時に持参するもの
コラムの著者 阿辻 哲次氏(漢字学者)が取り上げた言葉は、「束脩(そくしゅう)」である。「束脩」の「束」は「たばねる」、「脩」は羊や豚などの肉に香料を加えた乾し肉のことである。「束脩」は「脩」を10本ワンセットにして束ねたものであるが、古代中国では親しい友人間の贈答品に乾し肉を使い、特に学問を習うために弟子入りする時には、謝礼として「束脩」を持参するしきたりがあったという。
◯「論語」にも「束脩」は登場
阿辻氏によると、「論語」(述而)に、
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「子曰く、束脩を行うより以上は、吾れ未だ嘗って誨(おし)えること無くんはあらず」
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孔子はほんのわずかでも乾し肉を持参した者にはかならず入門を許可したということ
とある。これは阿辻氏によれば孔子は欲張りだったからでもなく、乾し肉が好きだったからでもなく、その行為が作法にかなっていたからだという。
阿辻氏は大学生の頃にアルバイトで家庭教師をやったが、その際の謝礼の袋には「束脩」と書かれていたという。当時には弟子が謝礼に「束脩」を師に渡すことを知って驚いたという。
「束脩」は今も、茶道や華道など伝統文化の世界では入門時の謝礼を意味する言葉として使われているという。🖌️🧑🏫👦👶🥩🏫💬👩🤝❤️👦👧💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇹🇷
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