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2026.6.18   日本経済新聞の記事「Deep_Insight:マスク氏のアルゴリズム」から

並外れた起業家を輩出し続ける米国の経済・社会のダイナミズム

コラムの著者 中山 淳史氏(日本経済新聞社 コメンテーター)によれば、アルゴリズムといえば、問題解決手順を示すソフトウェアの技術用語である。テスラで2018年まで3年間、販売部門などのトップだったジョン・マクニール氏が著した「ジ・アルゴリズム」でイーロン・マスク氏の成功への手順を5つにまとめているという。

◯EV、AI、宇宙の先にあるものは

中山氏によれば、同著でマクニール氏が示した5つとは、

  1. 常識を疑え
  2. 業務プロセスの一つ一つは可能な限り省け
  3. 簡素化し、最適化せよ
  4. サイクルタイムを短く
  5. 最後は自動化を

であるという。最初はマスク氏もトヨタ自動車の模倣から始めたという。だが、地道な改善プロセスに飽き足らないことから、マスク氏は過激で、遠い目標に挑む方向に傾倒していく。同著では「ラジカル・リシンキング(根本的な考え方の転換)」と呼んでいるという。テスラで言えば、ソフトウェアで性能を常時アップデートする技術を開発した。スペースXでは、かかったコストを政府に請求する「実費精算式」という業界慣行をやめ、最初から低コスト生産でボーイングなどを圧倒した。

一方、マスク氏傘下の組織の空気は苛烈さを増した。マスク氏の要求に応えられない幹部は即座に解雇され、同氏の理解者であった同著のマクニール氏も自らテスラを去る。結局、マスク氏は自力で難局を乗り越え、世界中から大きな期待と資金を集めるところまで到達した。その過程はやはり激しい性格だったロックフェラーやフォード、さらにはインテルのアンドリュー・グローブ氏らとかなりの共通点があるという。

史上最大の株式公開となったスペースXに成功したマスク氏は実際、ロックフェラー氏や同じく1代で財を成した自動車王ヘンリー・フォード氏と比較される対象となった。マスク氏の場合は、ロケットを打ち上げ、衛星インターネットのビジネスで独占状態を築いた。結果として、マスク氏は世界で最も裕福な人間になっただけでなく、軍事的にも地政学的にも影響力を持つ存在となった。スペースXの株式時価総額は今や日本の国家予算を上回っている。日本が注目すべきことは他にもあろう。並外れた起業家を輩出し続ける米国の経済・社会のダイナミズムである。マスク氏のEV、AI、宇宙の先にあるものは何であろうか。🚀🛜📱📡🚙🏢🧑‍💻🧑‍💼🧠🏢🧠🤖💬💻🧑‍🔬👩‍🔬🔬👧📈💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇺🇸

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