【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「新発想=深掘り×広い視野:イグ・ノーベル賞級の研究室にヒント、東大・西成氏」から

, , , , , , , , , , , ,

公開日

2026.7.29  日本経済新聞の記事「新発想=深掘り×広い視野:イグ・ノーベル賞級の研究室にヒント、東大・西成氏」から

アリの行列から渋滞学

「イグ・ノーベル賞」は、ユニークで思わず誰かに話したくなる研究に贈られる。コラムでは、西成 活浩氏(東京大学 教授)の研究などを紹介して、同賞が人の心に残り、研究活動への影響について取材している。

◯日本人は19人連続で受賞

あまたの研究がある中で人々の心を掴むテーマはどう生まれるのか。この謎を解くためにコラムの記者は取材を行った。

西成教授は、「渋滞学」の生みの親で、蟻の行列が渋滞しない理由などを数式などで解き明かしてきたという。2021年に「歩きスマホで群衆の流れが乱れる理由」を共同研究で解明し、「イグ・ノーベル賞」を受賞したという。西成教授が大事にするのは「万物は渋滞する」という視点だという。一例として、次世代電池と期待されている全固体電池に関わる「イオンの渋滞」、投資の勢いが急に止まる現象など一見共通性がないような事象も「流れが滞る」という視点で眺めると共通点が見えてくるという。

西成教授は学生に対して研究姿勢で「T型のトレーニングが絶対に必要だ」と説いている。自分の分野を掘り下げ、さらにいくつかの硬い岩盤にぶつかったときに横に掘り進める力が必要だと説く。さらに、西成教授は一般書からもヒントを得て、ネタ帳には多くのアイデアが眠るという。

農業・食品産業技術総合研究機構の児嶋 朋貴主任研究員らは2025年に「スマウマ柄の牛はサシバエなどに刺されにくくなるか」を調べた研究がイグ・ノーベル賞を受賞した。研究では、縞模様を描くとアブなどの付着が半減したという。この研究はテレビ番組で「しま模様は虫を寄せにくいらしい」と知ったことが出発点であったという。児嶋氏は「ある業界では当たり前のことでも、別分野の人は意外に知らない。複数の情報を組み合わせること」が大切だと示唆している。

取材した研究者に共通することは身近な現象を決して見逃していないことだという。独創的な研究は奇抜さからだけからは生まれない。専門性を深めつつ外の世界にも視野を広げる。面白いと思った問いを誰かに伝わる形に磨く。その積み重ねが人の心に残る研究につながるのだろう。🐜🐮🐝💬❤️👩‍💻📖✒️📕🧑‍⚕️👦👩🤝👨💡👦👧💰📓🗺️🚢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です