【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「中外時評:一寸先の闇を見通すために」から

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2026.9.30  日本経済新聞の記事「中外時評:一寸先の闇を見通すために」から

情報分析から得られる知見(インテリジェンス)は金の卵

コラムの著者 土屋 大洋氏(日本経済新聞社 客員論説委員)は英国ロンドンから電車で約1時間のブレチリー駅の近くにあるプレチリー・パーク内の政府暗号学校について紹介し、日本国でも話題のインテリジェンスについて語っている。

○戦争やテロを未然に防げたかは闇の中

プレチリー・パーク内の政府暗号学校は映画「イミテーション・ゲーム」の舞台にもなったところで学校という名称がついているが、実態は暗号解読所であった。第2次世界大戦中の最盛期には9000人近くが暗号解読に従事したという。著名な、アラン・チューリングらがドイツのエニグマ暗号の解読に成功した場所としても知られている。ちなみに旧日本軍が使っていた暗号機B型は英米ではパープルと呼ばれ、英米は協力してパープルの解読にも成功している。同パークには日本暗号についての展示もあるという。

英米が日独の暗号を解読したことが戦争の終結に寄与したことは広く知られている。土屋氏によれば、チャーチル英国首相が第2次世界大戦中に「情報分析から得られる知見(インテリジェンス)は金の卵」と言ったという。後に米国大統領になったアイゼンハワーは、インテリジェンスによって数千人の英米の兵士が救われたと述べた。英米は暗号解読を中心とするシグナルインテリジェンス(SIGINT、シギント)活動によって、戦争が少なくとも2年早く終わったと見積もっている。

だが、インテリジェンスも万能ではない。暗号を解読し、相手の手の内も知りながら戦えることで、確かに戦局を有利に進めることはできよう。しかし、その解読も一朝一夕とは言えず、さらにドイツや日本の開戦を事前につかみつつ、侵攻を阻止できなかった。同様に、イラクによるクウェート侵攻、アルカイダによる米同時多発テロ、ロシアによるウクライナ侵攻、ハマスによるイスラエル攻撃といった事例では、インテリジェンスで事前にわかった情報でも阻止活動に移し、成功できるかは別次元であることがわかる。しかも、インテリジェンスが秘匿性を重視することから、事前に予測された戦争、侵攻やテロを阻止できたかどうか、それ自身も当事者以外にはわからない。とくに政治指導者がインテリジェンスを適切に扱えるかは、当事者の知性や性格に依存しているのが実際のところである。

インテリジェンスを金の卵とするのか、無用の長物なのか、日本国内での十分な議論が必要であろうと、土屋氏は指摘している。💣🛜💻🧠👩‍💼🧑‍💼🏠🏢🎓💡💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇬🇧🇯🇵🇺🇸🇩🇪🇰🇼🇮🇶🇷🇺🇺🇦🇮🇱🇮🇷

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