【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「(漢字そぞろ歩き) 異序同義語 『紹介』『介紹』」から

, , , , , , , , , ,

公開日

2026.10.3  日本経済新聞の記事「(漢字そぞろ歩き) 異序同義語 『紹介』『介紹』」から

逆でも同じ意味

コラムの著者 阿辻 哲次(漢字学者) 氏が注目しているのは、「紹介」「介紹」の逸話について言及している。中国では「紹介」「介紹」のように漢字の順序が逆になっても意味が変わらないものを「異助同義語」というが、阿辻氏はいくつか「紹介」している。

◯日本では一貫して「紹介」を使い、中国ではリテラシーに依存して「介紹」を使っている

「戦国策」(趙策三)によれば紀元前257年に秦が趙の都を包囲した時に、趙救援の兵を出した魏の将軍が、とりあえず秦を「帝」と呼び、一目置くことで包囲を解かせることを趙の平原君(趙勝)に提案した。だが平原君は、斉の遊説家で思慮深いことで知られている魯仲連が趙の都にいるので、「趙勝請う、為めに紹介し、これを将軍に交えしめん」と、魯を交えて相談したいと逆提案をおこなっている。

ここで使われている「紹介」の用法は日本語の用法と同じであった。つまり、阿辻氏によれば、日本では「紹介」という漢語を、中国から伝来して使ってきたが、この「紹介」が中国の方はいつからか「介紹」とも書かれるようになったという。さらに中国では近代以降も「介紹」を使うことがあった。この表記の違いについて、中国最大の検索エンジン「百度」は、紹介と介紹は同義だが、今の中国では介紹を常用し、紹介は「書面語」(改まった時の書き言葉)や正式文書に使われる、と用法を違えて記している。

「紹介」「介紹」のように漢字の順序が逆になっても意味が変わらないものを「異助同義語」というが、例として苦痛と痛苦、制限と限制、言語と語言、相互と互相、問訊と訊問、講演と演講など多くが存在するという。これら漢字ABがBAとなっても同じ意味を表すが、別の意味になる場合も多い。例えば、社会と会社、科学と学科、段階と階段、分配と配分、客観と観客など、並べ方に異なれば全く別の意味になるものも多い。これらは多くの場合、中国で、どちらかの単語が生まれていないことに理由があるという。社会や科学などは、明治期の文明開化に西洋から伝来した概念や学術用語に翻訳するために、福沢諭吉や西周たちが創出した「新漢語」であった。それが当時清国からの留学生が帰国とともに中国語に取り込まれ、やがて東アジア全域に展開された新しい漢字文化圏で広く使われるようになった。🏢🔬👦👩🤝👨💡👦👧💰📓🗺️🚢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇨🇳🇯🇵

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です