2026.10.23 日本経済新聞の記事「エコノミスト360°視点:AI時代の人的資本蓄積」から
業務でAIを使っても人的資源は蓄積されない
コラムの著者 渡辺 安虎氏氏(東京大学教授)によれば、ストックホルム大学などの研究チームは、生成AIの利用と成績の関係を調べるため中国の中高生2万7千人を30ヶ月追跡調査したという。
○AIの利用による目先の成果は測りやすい一方で、蓄積されなかった人的資本は見えにくい
渡辺教授によれば、結果は、AIを使った生徒は宿題の点数が18%上がったという。一方、半年後の筆記試験では2割も点が下がり、入学試験の成績も同様に低下したと言う。この結果が示唆するものは、AIの利用自体の良し悪しではなく、評価の仕組みが重要だと気付かせたことだろう。
成績評価が宿題という目先の点数で決まるなら、AIに「外注」する気持ちは理解できるところはある。だが、目先の評価よりも将来の成長性を考えて、自ら人的資本に投資するのは簡単ではない。職場でも同様のことが起きているとする研究論文もあるという。そこで得られた知見は、基礎となる専門性が身についていなければ、業務でAIを使っても人的資本は蓄積されないというのは、同チームの解釈である。
AIで簡単に代替できる仕事を温存する必要はないが、AIで代替すれば、その仕事が持っていた人材育成の機能は失われうる。AIの積極的な活用で生産性を改善しながらも、若手の人材資本が蓄積される機会を設計していくことが重要だと渡辺教授は示唆している。📈🌡️🪭⛱️☀️🎐👩💼🧑💼🏠🏢🎓💡💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇨🇳🇺🇸
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