2026.5.16 日本経済新聞の記事「(漢字そぞろ歩き) 燁」から
報道記者たちが苦労した字
コラムの著者 阿辻 哲次氏(漢字学者)が取り上げた話題は「燁」である。「燁」は一昔前のPCやワープロなどではこの漢字は表示できなかった漢字である。それは広く使われていたJIS漢字規格(JIS X0208)に「燁」が入っていなかったためである。また、日本では「燁」は名前に使える漢字に入っていない。「燁」は、デジタル化しにくい漢字で、表現者、報道関係者、学者には厄介な漢字だという。
◯清朝の皇帝名、韓国の野球選手、北朝鮮の高官名、さらに力士の四股名にも使われている
阿辻氏によると、「燁」はデジタル化するには苦労する漢字だが、使われる場面には、清朝の皇帝名、韓国の野球選手、北朝鮮の高官名、さらに力士の四股名にも使われているという。
- 中国清朝の皇帝の実名:「愛新覚羅玄燁」
- 清王朝の全盛期の皇帝名で学者が情報機器で書けないことは苦労したとのこと
- 韓国出身のプロ野球選手:「李 承燁(イ・スンヨプ)」
- 韓国プロ野球界で「アジアの大砲」と呼ばれ、日本の読売ジャイアンツで一時4番打者であった
- 北朝鮮出身の理論家:「黄長燁(ファン・ジャンヨプ)」
- 北朝鮮の指導理念「主体思想」に関する理論家。金日成国家主席側近であったが、1997年韓国に亡命。「燁」が報道関係者では書けない情報機器ばかりであったので、黄長燁の報道には苦労したのではないかという。
- 力士:「燁司(ヨウ ツカサ)」関
- 日本大学出身の力士で2025年8月に逝去。四股名「燁司」で「燁」は「光輝くさま」という意味を表す。燁がPCやワープロなどの電子機器で使えないことを親方も関取も周辺も全く考慮していなかっただろう。
このように「燁」はいわくのある漢字だと阿辻氏は説いている。🖌️👦👶🏫💬👩🤝❤️👦👧💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇹🇷🇰🇵
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