2026.9.5 日本経済新聞の記事「『鼻のかみ方』研究にイグ・ノーベル賞」から
1977年発表「片方ずつ、少し息吸って…」、日本人の受賞20年連続
笑いを誘い、考えさせられる研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が9月3日にチューリッヒで開かれた。コラムの著者 ムートゥ・朋子氏(元日本経済新聞社記者 チューリッヒより)によれば、日本からは故・海野 徳二氏(旭川医科大学名誉教授)らが1977年に発表した「正しい鼻のかみ方」が同医学賞を受賞したと言う。日本人の受賞は20年連続となった。
◯科学が普遍的であることを示唆
ムートゥ氏によれば、海野教授の研究は、鼻のかみ方によって鼻呼吸がどれくらい改善するか、耳の穴にかかる圧力も測りながら観察している。片方ずつ、かむ前に少し息を吸うと、強くかんでも耳への悪影響が出にくいと言う結論だという。
2022年に亡くなった海野教授の代理で授賞式のスピーチをした同大学の高原幹教授は次のように語ったという:
「誰もが毎日当たり前にしていることを真剣に科学した研究が評価された。改めて科学が普遍的であることを教えてくれる」。
今回50年前の研究を選んだ理由を主宰する米誌「Annals of Improbable Research」は、「偶然この研究を発掘したから」だという。「本家」のノーベル賞は受賞者を存命者に限るが、イグ・ノーベル賞は「まず笑わせる。それから考えさせる」という基準を満たせば、対象の研究者が存命・故人かは問わないと言う。
授賞式は米国で行われてきたが、今回、米トランプ政権下で米国への渡航が難しいとして、今後は欧州各都市で開催することとなった。しかし、授賞式では独特の雰囲気を踏襲したと言う。開会時と閉会時に観客が紙飛行機を飛ばし、受賞スピーチが60秒を超えると、バナナの衣装を着た仕切り役が中断するのだという。✈︎🍌🎤📃👃💬🏢🧑⚕️👦👩🤝👨💡❤️👦👧💰📓🗺️🚢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇨🇭
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