2026.10.2 日本経済新聞の記事「私見卓見:小学校から育てる女性理系人材」から
女子がSTEMを「自分の選択肢として見る状態」にする必要性
コラムの著者 後藤直子氏(SheSTEM_Japan代表)によれば、日本の大学でSTEM(科学・技術・工学・数学)分野で学ぶ女子学生は少ないという。しかも、女子学生の数学・科学の学力が高いにも関わらず、理工系進学に結びついていないのが現状だという。
◯すでにある力を進路やキャリアに繋げる環境づくりが課題
後藤氏がさらに指摘するのは、後藤氏自ら女子向けのSTEM教育に携わる立場で、職業体験を始めとする中高生段階の進路選択支援だけでは、十分の届かない層があるという。確かに企業や大学での学び・仕事に触れる機会は大切で否定するものではない。だが、その段階に至る前に、すでに「理系は自分とは関係がない」「数学は苦手」「ものづくりや技術職は男子の世界」という認識が形成されている場合が少なくない。
さらに女子のSTEM離れは、急に進路選択で起きるものではなく、女子がSTEMを「自分の選択肢」として見えにくくする要因がいくつもあるからだという:
- 小学生の段階からの数量体験・空間経験の差
- 数学の学習に対する不安
- 保護者や教師を含む「女性は理系に向いていない」といった性別に基づく無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)
- 身近なロールモデルの不足
- ジェンダーと教育が交差する小・中学生の段階の施策不足
後藤氏は、進路選択の時期に理系分野を見せることだけでなく、その前段階から、STEMを自分にも関係あるものとしての主体性を持つ経験の設計が必要でなないかと指摘している。女子の理系人材育成は能力を補う話ではなく、すでにある力を進路やキャリアに繋げる環境をどう整えるかという課題ではないかとも指摘している。🏫💬🏢🧠🧑⚕️👦👩🤝👨💡❤️👦👧💰📓🗺️🚢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵
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