2025.12.12 日本経済新聞の記事「私見卓見:『大人入門』を学ぶ体制整えよう」から
米国では社会がこぞって若者が大人になる手助け
コラムの著者 宇多川 拓雄氏(嘉悦大学経営経済研究所 客員教授)によれば、米国ではいち早く高等教育が大衆化し、高等学校の卒業生の6割が大学進学をする。高給な職に就くには難関大学が有利なので、熱心に子どもの世話をして勉強に集中するのを助ける中間層の親が少なくない。そのせいか、米国でadult(大人)という英語の名詞を「大人になる」という動詞として使う用法が若年層のSNSに広がったという。
◯2010年代になって「大人になる」というノウハウ本や講習会、セミナーが若年層に人気
宇多川氏によれば、それ以降、一人前の大人になるためのノウハウ本が出版され、大学に「大人入門」という授業が開設された。掃除や料理といった基礎的なライフスキルに加え、家計管理、税金や年金の手続きなどの大人ができて当然のスキルを教える。中にはライフスキルは家庭で学ぶものだから「大人入門」は大学には不要だという親もいる。だが、学生には人気だという。授業のほかに、学生支援センターや学生自治会などの学内組織による大人入門講習もあるという。このように米国社会が若者を全面的に支援しようとしている。
一方、日本の大学も学生には専門知識を学ばせ、高度経済成長に適した人材を供給してきた。だが、今や年功序列の崩壊、終身雇用も崩れ、企業内の内部育成も限界にきている。新卒がライフスキルなしで就職してきている中で、さらに個人スキルの重視によるジョブ型雇用への移行、グローバル化、AIの実用化などの社会変化で、従来の専門知識だけでは将来活躍できる保障はない。一人前の大人として成功するには専門的知識と大人入門のスキルの双方が必要だと宇多川氏は説いている。🧓🏫🎓📝📓✏️💬🧑⚕️👦👩🤝👨💡❤️👦👧💰📓🗺️🚢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇺🇸
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