2026.1.17 日本経済新聞の記事「(漢字そぞろ歩き) 字と号:複数の名を持った中国人」から
かつて中国社会では実名を呼んだり書いたりすることは不敬であった
コラムの著者 阿辻 哲次氏(漢字学者)によれば、過去の中国では同輩や目上の人の実名を口にしたり、その文字を書くことが極めて不敬な「諱(いみな)」とされた。そこで、成人式にあたる儀式で男女別に恩師や一族の長老が実名の漢字に由来する文字が選ばれ「字(あざな)」とし、これで他者から呼ばれる名前とした。
◯号はさまざまな理由から自由に作る名前で1個人が複数の号をもつこともあった
阿辻氏によれば、例えば杜甫は、実名の「甫」が最古の漢字字書「説文解字」に「男子美弥也」(男性に対する敬称)とある文字を採り、字を「子美(しび)」としたという。孔子が字を仲尼(ちゅうじ)と名乗ったように、字は先秦時代から使われていたという。字の起源は不明だが、清朝が滅亡し、儒学一尊の旧体制が崩壊しても、字を使う人が多かったという。また、号はさまざまな理由から自由に作る名前で、一人が複数の号を持つ場合もあった。日本でも軍医で文学者であった森林太郎は「鴎外」と名乗ったが、他にも多くの号が残っている。🧑⚕️👦👶🏫💬👩🤝❤️👦👧💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇨🇳
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