2026.7.4 日本経済新聞の記事「(漢字そぞろ歩き) 暇と假」から
字形は似れど意味が異なる
コラムの著者 阿辻 哲次氏(漢字学者)が取り上げた漢字にまつわる逸話は、「暇」と「假」の中国、日本での用法や意味の違いについてである。
◯「假」は「真に非ざるなり」の意味
「假」は、阿辻氏の示す各種事典によれば、「真に非ざるなり」や「偽物」の意味があるという。例えば中国語では「偽ブランド商品」を「假冒商品」というらしい。これは特に日本と中国の間のビジネスで用法に要注意の内容であるという。本契約の前に結ぶ日本語での「仮契約」の意味で、「假合同(合同は中国語で契約の意味)」と書くと、中国では「ニセ契約」と理解されてしまう。
さらに「假」には「暇」と書かずに「休日」という意味がある。これは日曜や祝日など予め決まっている休日ではなく、個人が申告する休暇に利用するという。この休みは日本では「有給休暇」のように「暇」という文字を使うが、中国では「暇」は「することがない、暇(ひま)な状態」を表し、有給休暇は「帯薪休假」と、「假」という漢字を使う。中国ではこのような休みを「假」で表すのは、日曜などが全員に均く与えられる休みであるのに対し、帰省や病気療養などで申請する休みは一時的・暫定的な、つまり「仮のもの」であると考えたのではないかと阿辻氏は推測している。さらに興味深いのは、このような休みを「假」で表すのは、古来日本にも使われていて、718年制定の「養老律令」では、官人に与えられるやすみに「假」を使っているという。
ただ、「暇」と「假」は日本では古代でも混同されて記録されているらしく、いつしか日本ではやすみは、「暇」が使われているようだ。中国は「休假」、日本では「休暇」とかなり意味深である。👩💻⚡️👦👶🥩🏫💬👩🤝❤️👦👧💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥🖋🌏💡🔎🌍🇨🇳🇯🇵
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