2026.8.20 日本経済新聞の記事「価格は語る:BBQでもVIP気分、広がる『プレミアムシート』」から
割増料金で「体験価値」
コラムの著者 井沢 ひとみ氏(日本経済新聞社 編集部)によれば、通常の席よりも高額な料金を支払うことで特別感を得られる「プレミアムシート」の裾野が広がっているという。映画や乗り物、最近はバーベキュー施設でも登場していると言う。1000円から数万円の上乗せ料金が生む「体験価値」市場の拡大に消費者も企業も注目している。
○かけた時間に見合う体験、タイムパフォーマンスの観点あり
井沢氏によれば、消費者がプレミアムシートに求めているものは、座り心地だけでなく、体験としての特別感や希少性といった価値もあると言う。SNSの普及などを背景に消費の選択肢が増える中で、かけたお金に対する特別な満足感や効率性を重視する人が着実に増えているようである。
8月下旬に東京・歌舞伎町の「109シネマズプレミアム新宿」を訪れた40代の女性は笑顔を見せていた。この日は専用ラウンジで夕食を食べた後、故マイケル・ジャクソンの伝記的映画作品「Michael/マイケル」を鑑賞した。彼女は「VIP気分で映画の世界に没入できた。日本の短い作品は一般的な映画館の通常席で鑑賞し、長時間の大作をしっかり集中して見る時はプレミアムシート。」と感想を漏らした。「109シネマズプレミアム新宿」は全席がプレミアムシートで、鑑賞料金は4500円と6500円の2種類で、通常の映画館より2300〜4500円ほど高いが、座り心地を追求し、鑑賞中のノイズなども極力排除する座席が話題であると言う。映画館の他、スポーツ施設などでもプレミアム感を打ち出したシートが近年増えている。ヒルトン成田(千葉県成田市)がホテル内の屋外BBQ会場に今年導入したのは、40席限定のラグジュアリーシートである。大人1人7500円からで、通常席との料金差は1000円。かなりの人気席であると言う。
早稲田大学大学院経営管理研究科の長内厚教授は、「タイムパフォーマンス」の観点を指摘する。「タイムパフォーマンス」は動画を倍速で見るといった要素もあるが、一方で、かけた時間に見合う体験であれば、消費者は割増料金を惜しまなくなっている点も見逃せないと言う。
「プレミアムシート」の拡大は、映画館やBBQ施設の他、プラネタリウム施設、新幹線の個室導入もある。企業がプレミアムを増やす背景は、価格競争を避けたい思いもある。モノやサービスの値上げが続く中で、高級感を打ち出すことで消費者に受け入れてもらい、収益性を高める。⭐️🚅🍖🎬🚞💺💴📈👩💼🧑💼🏠🏢🎓💡💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵
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