2026.4.18 日本経済新聞の記事「こころの健康学:移民の子から学ぶ適応力」から
異文化の環境に慣れた体験が社会の適応力を下げない
コラムの著者 大野 裕氏(認知行動療法研修開発センター)は、参加した同窓会でのコラムのエピソードで、席上「ボケないコツ」の話をするよう頼まれたとのことであった。年齢が進むと認知機能が落ちてくるが、そのスピードが速いか遅いか体質や生活習慣でも違っているという。
◯認知機能が低下しても新しい現実を受け入れ適応する工夫が必要
大野氏によれば、そこで認知機能の低下という現実を受け入れるかどうかがキーだという。こういった考察をしているうちに、大野氏は興味深い論文に目が止まったという;
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移民の子どもは高齢になっても社会適応が悪くなりにくい
と書かれていたという。小さい頃と全く違う社会文化の中で突然放り込まれて、環境に慣れていった経験が役に立っているという。同様の事例が、大野氏の息子さんにあるという。大野氏が渡米して3歳だった長男が幼稚園の生活に苦労していたことを思い出した。それまで日本語だけの日常生活から、英語の社会に放り込まれた。最初は、「死んだふり」をしていたそうだが、時間が経つうちに幼稚園になじみ、ガールフレンドまで連れてきたという。新しい環境に戸惑いながらも、子どもなりに工夫して、自分らしさ、つまりアイデンティティーを獲得したという。
高齢になって次第に認知機能が落ちてくると、同じようなアイデンティティーの危機を感じるのだろう。つまり、移民の事例にあるように、認知機能が低下しても新しい現実を受け入れ適応する工夫できれば、自分らしい人生を送れるのではないだろうかと大野氏は考えている。⏱️💬🧑⚕️👦👩🤝👨💡👦👧💰📓🗺️🚢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵
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