2025.10.10 日本経済新聞の記事「私見卓見:宇宙天気、制度・体制を整えよ」から
欧米では宇宙天気は国家安全保障の課題
コラムの著者 西田 美樹氏(いばらき宇宙天気研究所・法務最高責任者・弁護士)によれば、「宇宙天気」とは、太陽から放出されるエネルギーや電気を帯びた粒子(荷電粒子)によって、地球やその周囲の宇宙空間に生じる様々な影響を指す。この影響は、人工衛星の誤作動、無線通信の障害、航空機の運航や電力網に及び、社会や経済に多大な影響を与え、欧米では国家の安全保障の課題とされているという。
◯宇宙天気は見えない脅威であり、予測も不完全
現代社会では、人工衛星、無線通信、GPS、インターネットといった宇宙や宇宙の電磁環境に依存する技術によって支えられている。西田氏によれば、太陽フレアやコロナ質量放出(CME)などの活発な活動によって太陽から放たれた荷電粒子は、地球の磁場とぶつかって大規模な磁気嵐を引き起こす。
磁気嵐によって、人工衛星の誤作動、無線通信の障害、航空機の運航や電力網への影響を引き起こすことがあるという。スマートフォンや航空機で使われているGPSの誤差が大きくなり、航空機の迂回を起こしたり、電力供給や通信遮断につながる。
現代社会のインフラが影響を知ることは、宇宙天気の影響が専門家の知識だけではなく、すべての生活者が持っておいて良い知恵となる。欧米では、すでに国家の安全保障を脅かすとして宇宙天気は課題とされている。観測・予報・対策の体制が国家の下で整備されている。さらに民間企業でも宇宙天気の一部の情報を活用している。
日本では、関与する府省庁の多さと縦割り行政の弊害で宇宙天気に対応する難しさが指摘されているという。災害対策基本法でも「宇宙天気災害」については明記されていないことから法的裏付けもない。早急な法整備が求められる。日本国内では制度と体制の両面で、平時からの準備と理解が必要だと、西田氏は指摘している。🔭🧑⚕️👦👶🏫💬👩🤝👨💡🐡⛰️🌾🏣❤️👦👧💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵
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