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2025.11.29   日本経済新聞の記事「Deep_Insight:ドジャースと日本の革新」から

シリコンバレーに担当者を送って済ますような安直な手法は通じない

コラムの著者 村山 恵一氏(日本経済新聞社 コメンテーター)によれば、スポーツ関連のスタートアップ約70社に投資する米エリシアン・パーク。ベンチャーズというVCがあるという。同社は、米大リーグ、ドジャースのオーナーグループが立ち上げたVCで、ICT機器を駆使してプロ野球選手の生体データを収集してトレーニングに活用しているという。

◯スタートアップも大企業の力を求めている

村山氏によれば、エイシアンは選手に関するコンテンツの生成や共有でファンとの関係を強くするという。VCとしての投資先の技術やサービスを球団経営に生かしている。ドジャースもワールドシリーズ連覇を成し遂げるが、守りに入らない。選手が華麗にプレーし、ファンが没入できるよう、スタートアップから刺激を受けて自己改造に汗をかき続ける。同社は、日本企業にない、オープンイノベーションの成功事例でもある。

かつて日本企業もオープンイノベーションの掛け声の下で、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を作り、VB投資を始めたものの、取り組みは表層的で本業と分断されたままで、進歩を続けていない。

有効なオープンイノベーションの体制を築きたいなら、スタートアップの力を経営に深く組み入れる腹を固め、手間暇をかける必要があるという。その社内にオープンイノベーションの体制がようやくできたという事例に、ホンダと日立製作所として村山氏は紹介をしている。残念ながら、両社とも米エイシアンのようなオープンイノベーションが会社を刷新するレベルには到達していない。だが、シリコンバレーに担当者を送って済ますような安直な手法が国際社会に通じないことを物語っている。一方、スタートアップも大企業の力を欲している。今後、企業の規模に無関係にその事業活動を見抜いていかに付き合い向き合っていくかが、日本企業の課題であろう。🧑‍💻🧑‍💼🚙🧠🤖💬💻🚗🚀🧑‍🔬👩‍🔬🔬👧📈💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇺🇸

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