2025.12. 3 日本経済新聞の記事「(まちの未来図) 神奈川県横須賀市:『なりわい住宅』平屋に活気」から
公私混ざる空間、客呼ぶ
コラムの著者 松原 礼奈氏(日本経済新聞社)によれば、神奈川県横須賀市は軍港や造船、自動車など時代ごとの産業を支える製造業の街として発展してきたと言う。同市には「谷戸」と呼ばれる山あいの細長い土地に住宅を建て、高度成長期の急激な人口増加や地域の製造業を支えてきた経緯がある。
○フリーアドレスの普及と機動性の高いチーム活動を重視
コラムによれば、谷戸は細い路地や階段が入り組み自動車が入れないところも多い。そのため独特の景観が保たれた。高台への昇り降りの苦労もあり、近年は高齢化とともに空き家が増える一方であった。そこで横須賀市は地域活性の一端として「旧市営田浦月見台住宅再生プロジェクト」を官民一体で立ち上げた。このプロジェクトで谷戸周辺に店舗併設型の「なりわい住宅」を設けた。
10月初旬、東京からJR横須賀線で1時間強乗り乗降客が最も少ない田浦駅から徒歩10分ほどの丘の上にある谷戸周辺は1500人ほどの来訪者で賑わっていたと言う。7月の本格オープン以来、古着屋やセレクトショップ、民泊、菓子など40あまりのテナントが入居している。コーヒーや焼き菓子など様々な香りと人々の話し声に「天空の廃墟」と称された一帯は、往時の賑わいを取り戻したかのようであった。オンラインを含めた売り上げは上々である。
なりわい住宅は、昔ながらの商店街のように店舗の奥を居住スペースとした構造で、都市計画法上の用途変更が不要である。1960年代に開発された月見台住宅は2020年度に横須賀市が市営住宅を廃止し、2023年、不動産再生などの再生事業者を選定して、一部を土間作りに変更したり間口を広げたりする改修を施した。
平屋の店舗兼住宅は店主の生活が垣間見え、公私が混ざり合う空間が温かな空気感を生み出し、客との距離も自然に近づくことになる。入居者同士も商売敵やライバルというより同志のようにお互いの商品を使い合うなど連帯している。コラムでは暮らす人そのものが街の価値となるなりわい住宅の取り組みは、新たな価値観や感性を持つ層を呼び込むヒントになりそうであると述べている。⚓️🚙🚢🏬🪑📕💬🍱📱🚚💬🧠📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵
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