2026.4.11 日本経済新聞の記事「(漢字そぞろ歩き) 石鼓文」から
夏目漱石が好んだ古代文字
コラムの著者 阿辻 哲次氏(漢字学者)が取り上げた漢字は「石鼓文」であるが、その由来ではなく、阿辻氏が夏目漱石の文学を通じて漢字学者になっていく経緯が語られている。
◯「こゝろ」の装幀に使われた「石鼓文」
阿辻氏は、最初に読んだ漱石の作品「坊ちゃん」から「吾輩は猫である」、「こゝろ」、そして「漱石全集」に至って漢字への興味が深まっていったという。「こゝろ」の装幀に使った「石鼓」は太鼓の形をした石10個からなる「丸い石碑」で花崗岩質の石に1句4字の詩が刻まれているという。大きさは石によって異なるが、およそ高さ90センチ、直径60センチほどで、今は北京の故宮博物院に所蔵されているという。石鼓は現存する最古の石刻で、過去の多くの文学者たちが詩を歌い、また古代文字の姿を遺す遺物として、多くの書道家たちがその文字を臨書した。夏目漱石のような明治の文人たちは石鼓の拓本を持つのが常識であったようだ。
その石鼓を自著の装幀のデザインとして使い、「赤字に緑の文字」はかなり大胆なもので、夏目漱石の美意識がわかると阿辻氏は述べている。🖌️👦👶🏫💬👩🤝❤️👦👧💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇨🇳
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