2026.4.12 日本経済新聞の記事「比喩の表現は最先端の数学」から
関係性示す「圏論」、仕事に活用
コラムの著者 矢野 摂士氏(日本経済新聞社 サイエンスグループ記者)は、近年注目を集めている数学での「圏論」という概念である。日常生活で比喩での表現が意外にも最先端数学の「圏論」に合致している場合があるという。
◯GPSや天気予報などを支える技術に数式が潜んでいる
矢野氏によれば、「圏論」は物事の関係性に注目する数学であるという。例えば、庭に転がっている5つの石と5本指は無関係である。しかし人間は石と指の数がいずれも「5」であることを踏まえて、指を使って石を数える。これが圏論の考え方だという。カーリングを「氷上のチェス」と呼ぶのも、駒を使うチェスと同様にストーンを置く位置に応じて勝負がつくからだという。
ほとんどの人は暮らしの中で無意識に圏論と同じ考え方をしているという。さらに圏論に詳しい加藤文元教授(ZEN大学ZEN数学センター所長)によれば「圏論の思考を生かせば、ビジネスで役立つ場面も多いはず」だという。スムーズに機能する部署や優れた業績を上げる企業を目指す上でも圏論は役立つという。自社で営業方針を決める人物同士の関係を商談相手の企業に当てはめれば、アプローチをかけるべき人物が浮かび上がってくるかもしれない。
矢野氏は更に日常の生活に圏論を始め多くの数式が潜んでいるという。例えば三角関数。古代から測量や天体観測に利用された三角関数だが、現代はカーナビやスマートフォンでの位置情報の割り出しにGPSを使った三角関数による基盤が使われている。天気予報も、数学の偏微分方程式の応用だという。地球上の大気を微小空間に分け、熱や水分などが短時間にどう変わるかを計算する。このとき偏微分方程式が使われる。この方程式を解くためのスーパーコンピュータの性能向上で、2週間先の天気や半年先の気温がある程度わかるようになってきた。微小空間が小さいほど計算量が増えることで結果を得るのに時間がかかる。大きくすると精度が下がる。実際はこのバランスをとって計算を行う。
学生の「理系離れ」が指摘されているが、その理由の1つが、難解な数学が嫌いになる人が大きいからだという。だが、世界や宇宙、社会の多くの事象は数式で説明できる。∫=θδπ🧮⏱️💬🧑⚕️👦👩🤝👨💡👦👧💰📓🗺️🚢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵
コメントを残す