2025.12.18 日本経済新聞の記事「グローバルオピニオン:成功した起業家共通の思考法」から
傑出した才覚がなくても起業家として成功することはできる
コラムの著者 クサラス・サラスバシー氏(米バージニア大教授)によれば、幅広い業種の起業家30人と面談を重ね、そこで例外なく共通の発想法、共通の論理を駆使して意思決定していることを発見した。
◯名付けてエフェクチュエーション思考
サラスバシー氏によれば、起業家は目標ありき(goal-driven)の発想はしないという。自分の手持ちの手段やリソースをうまく使えば何ができそうか、と手段主導(means-driven)で考えるという。手持ちのリソースは資金や技術だけでなく、自らの手持ちの手段や人脈などのソフト的な資源も含まれる。たとえて言えば、メニュー(目標)をまず決めて食材を揃えるか、冷蔵庫にすでにある食材(リソース)を眺めて献立を決めるかの違いだという。
サラスバシー氏は前者の「目標ありき」の発想をコーサル(因果論的)な論理、後者をエフェクチュアルな論理と呼び分けている。先が見通せる環境ではコーサル思考が威力を発揮しやすい。だが、ゼロから事業を立ち上げる起業家が不確実性に満ちた世界で、事前にリサーチしたり、計画を立てたりすること自体が難しい。そんな時はまず手持ちの手段を使ってできることをやり、うまくいかなければ素早く軌道修正するしかない。当初の計画に固執するコーサル思考に対して、エフェクチュアル思考の起業家はピボット(方向転換)を苦にしない。
また、エフェクチュアル思考では失敗した時の損失の最大値を見積もって、致命傷にならない範囲で実行する「許容できる損失(afforable loss)の原則がある。
サラスバシー氏はさらにエフェクチュエーション思考は教育できると認識している。少なくとも日本国外も含めてビジネスや起業家精神の教えは影響を与え、高等学校卒業後に起業する若者が40%も増えているという。サラスバシー氏はエフェクチュアル思考をもって起業家教育を推進することで、日本国内でも将来の大きなリターンが期待できるとしている。🧑⚕️👦👶🏫💬👩🤝👨💡🐡⛰️🌾🏣❤️👦👧💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇺🇸
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