2025.10.11 日本経済新聞の記事「(漢字そぞろ歩き) 『刃』についた『丶』の意味」から
抽象概念を字にする方法
コラムの著者 阿辻 哲次氏(漢字学者)が小学校高学年の国語の授業で使われる「六書(りくしょ)」の理論を説明している。阿辻氏は、六書を「刀」で例示しながら、漢字の作り方と使い方に関する六種類の原則の中で具体的な事物を絵画的に描く「象形」と、抽象的な概念を記号的に示す「指事」について解説している。
◯「刀」の起源と進化
阿辻氏によれば、「刀」は最古の漢字字典『説文解字』に「刀は兵なり。象形」とあるという。この「兵」は「武器」の意味で、「刀」は古代の武器を模った。そのものズバリの象形文字で、後に包丁やナイフ、はさみなど、物を切断する道具を表すようになった。
「刀」は部首として、刃物の種類や状態、あるいは刃物で切る動作などを表すようになる。それが、漢字の右側に配置(偏(へん)に対して旁(つくり))されるときは、立刀(りっとう)と呼ばれる。例えば利益の「利」は偏の「禾」は稲や麦などの穀物を表し、旁は刀を意味する立刀であるので、穀物を刈り取ること、さらに鎌など刃物の鋭さをしめした。鋭利とは、鋭い刃物で穀物を刈り多くの収益があることを示す。やがて、「利得」や「利益」といった意味も生まれてきた。
頭が鋭くキレる奴ほど収益が多いという、世間的によくある事実が、漢字の構造からも説明できると阿辻氏は解説している。🔪🌾⚔️🧑⚕️👦👶🏫💬👩🤝❤️👦👧💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵
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